今は少ないハイライトで魅せる塗色。816 HESSEN 1972 メタリックブルーですかね。1990年代くらいまでは国産車でもラインナップされていた、光がないと色でないんで黒で、ハイライトだけ色を持って光る塗色です。ブルーとかグリーンが多かったですね。日本車の特に軽自動車で色だまりカラーが流行ってひさしいのですが、こういった2面性を主張した塗色は、特に車好きという方々には響きますね。
基本コンポーネントはNDのロードスターと共通なので、きっと府中工場で生産されたんですよねぇ。わざわざ車の主張をされない方でコダワリはかなり聞きそびれなのですが、伊日のコラボはどのように受け取られているんでしょうかね。今はなかなか採用しづらいヘリテージな塗色、マツダの開発者、実はロードスターにも塗りたかった色なんじゃないでしょうか。NAの塗色を再現してNDに塗ってみるのも面白いかもしれません。いいメタリックグリーンありましたよね。
こうやって逆光のシャドーメインだとほぼ黒。前の159がソリッドのブラックです。光を入れないとシックなブラックなんですよね。124の名前を引き継いでいますが、わずかにバルケッタな感じも私は感じます。F/Rオーバーハングを詰めたNDに対して、オーバーハングをデザインと僅かなユーティリティーに使う。こういうところはイタリアンですね。
4本出しのマフラーは特に加速時にとても心地よい音を響かせています。このオーナーさんはロッソのアルファ・セイ、916スパイダーに乗っていた方です。その車もとても愛してらっしゃったので、この124スパイダーもとても楽しい車なんだろうな、、、というのは間違いありません。奥様もおおらかでうらやまし限りのご夫婦です。